20代、IT業界「応募企業の選び方」と「書類選考の通し方」

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20代、応募企業の選び方、書類選考の通し方

いよいよ実際に転職希望先の企業を見つけ応募していきます。20代の転職では、「今の環境を変えたい」という気持ちが大きくなりがちですが、将来のキャリアアップを見据えた転職が必要です。

どのように企業を探し、応募していけばよいのでしょうか?

ポイント

本記事では、

20代、転職希望先の企業を見つける方法と書類選考の通し方を解説します。

キャリアアップを見据えて転職を!

目次
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応募先企業の見つけ方

将来どうなりたいかを考える

20代の転職で最も考えるべきことは「将来自分がどうなっていきたいか?」です。キャリアプランとも言います。

20代はまだまだ若いですが、何度も何度も転職できる世界ではありません。アルバイトのように10回も20回も変えられるのであれば数打てば当たる作戦もできますが、なるべく転職回数は少なく抑えたいもの、そして、より早く自分の理想・希望を実現できる会社に巡り合うことが人生の早道であることは間違いありません。

ざっくりとで構いませんので、30代、40代、50代の自分の姿を思い描いてみましょう。

将来どのようになりたいか(例)どのくらいの年収が欲しいか(例)
30代システムエンジニアとしてシステム間発に従事
プロジェクトリーダーとして活躍する
「係長」「主任」レイヤーに昇進する、活躍する
500~600万円ぐらい
40代プロジェクトリーダーとして活躍する
プロジェクトマネージャーとして活躍する
「課長」レイヤーに昇進する、活躍する
600~800万円ぐらい
50代プロジェクトマネージャーとして活躍する
「部長」「取締役」レイヤーに昇進する、活躍する
800万円以上
(または1000万円いじょう)

業界を考える

20代の転職では「業界」と「技術分野」を変えるチャンスです。(変えなくても構いません)

「業界」とは、IT企業の先のお客様の業界です。

業界の例

業界の例

  • 医療業界向けシステムを主に開発するIT企業
  • 金融業界向けシステムを主に開発するIT企業
  • 一般消費者向けサービス(SNSやスマホアプリなど)を開発・サービスする企業
  • 自社パッケージを他業種向けにサービス提供する企業

「金融業界向けシステム」を中心にした企業に就職した場合、金融業界に詳しいITエンジニアとなります。専門性が高くなり、主に金融関係の知識が付きスキルが身につきます。将来的に自分が金融に強くなりたいと希望があればベストな選択です。

もし将来、自分で会社を作りたい(独立したい)と思っていたら、「自社パッケージを他業種向けにサービス提供する企業」や「一般消費者向けサービス」なども選択肢の一つになるでしょう。システム開発の経験だけではなく、マーケティングや営業、販促のスキルを身に着けることができる可能性があります。

自分がどのような業界に進みたいかを考えてみてください。

技術分野を考える

20代の転職では「業界」と「技術分野」を変えるチャンスです。(変えなくても構いません)

技術分野とは、オープン系や汎用系、WEBシステム、スマホアプリなど、どのような技術でどのようなシステムを作っているかの総称です。

主な技術分野

技術分野概要主な言語
汎用系ホストコンピューターと通信し、大規模なシステムを提供するもの、金融系の振込システムやATMのシステムなどです。COBOL、Cなど
オープン系業務システムなど一般的に会社などで利用されるシステム開発です。C#、Java、VB.net など
Web 系Web アプリケーション(※ブラウザの上で動くシステム)を開発する分野です。HTML、CSS、JavaScript、Java、PHP、Ruby、他
Web デザイン系ホームページ作成など。HTML、CSS、JavaScript
組み込み系カーナビや家電製品などに組み込むソフトウェアを開発する分野です。C、C++、Java など

携わる技術分野によって自分のキャリアプランも大きく変わってきます。何よりもITエンジニア・技術屋が長くなればなるほど、技術分野に対する「こだわり」が強くなっていきます。

自分の志向・嗜好に合う技術分野で仕事するほうがメリットが大きいですね。

技術分野が自分にあっているメリット

  • 余計なストレスを抱える頻度が減る
  • 前向きなチャレンジがしやすい
  • アイデアが出やすい・仕事がしやすい
  • やりがいが大きくなる

Web 系サービスでコンシューマーにも使ってもらえるソフトウェアが好きだけれど、仕事は組み込み系の内部処理ばかりだとストレスを感じるかもしれません(逆のパターンでもストレスを感じることでしょう)。

自分がどのような技術分野で働きたいかを考えてみてください。

転職エージェントに相談する

エージェント

「将来どうなりたいか」「業界」「技術分野」が見えてきたら、転職エージェントに伝えて合う企業を推薦してもらいます。

エージェントは数多くの企業を抱えていますので、できるだけ希望に合う企業で、かつ可能性のある企業を紹介してくれます。ただし、エージェントは転職が決まることが成果ですので希望を満たすことよりも転職が成功することを優先させることがあります。

そのため、転職エージェントだけに頼るのではなく、自分でも探していくことが必要です。

応募してみたい企業が見つかったら、エージェントに相談して応募しましょう。

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転職サイトで探す

転職サイト

希望に合う条件を入れて、転職サイトで募集企業を探すことも必要です。

情報収集を兼ねて、自分で探す行為はとても重要です。

ただし、20代初めての転職では本当の意味で企業の応募の真意や、応募先企業が自分に合うかどうかを見極めることは難しいでしょう。書いていることを鵜呑みにしてしまい入社後に「やっぱり違った」となったら残念です。

自分で調べることは大事です、しかし、書いていることを鵜呑みにしてはいけない。

「こんな企業を見つけたんですが、どうでしょうか?」と転職エージェントに相談してみるのも一つの方法です。

書類選考の通し方

書類選考は、「的確ではない人」を省くことが主な目的です。

では何をもって的確ではないのでしょうか?IT業界、かつ20代に求めるものをもとに、的確ではない主な例と対策を解説します。

社会人として最低限のスキルに達しているか

社会人スキル

20代の転職とは言え、学生の就職活動とは違います。アルバイトで働くことと正社員や契約社員、請負などで実際に実務で働くことは、マナー、思考、立ち居振る舞い、責任感どれをとっても変わります。

特に、書類選考を通るためには、履歴書・職務経歴書は、社会人として最低限守るべきマナーを満たしていなければなりません。

履歴書・職務経歴書の社会人として守るべきマナー

履歴書・職務経歴書の社会人として守るべきマナー

  • 誤字・脱字はNG
  • 日本語を正しく使う
  • 文章が簡潔で意味が通っている
  • 記載内容に矛盾が無い
  • 情報が正確である
  • きちんと自己アピールができている
  • 甘えたことを書いていない

履歴書・職務経歴書を、正しく目的に沿って書けている人は、しっかり社会人マナーを身に着けてきていると判断できますので、書類選考の通過率が高くなります。

非就業期間(ブランク)はチェックされる

ブランク

前職を退職し、現在までに非就職期間(ブランク)がある場合、チェックされます。

特に20代若手の場合、「すぐに辞めてしまう人」という印象を持たれては転職が難しくなります。

もちろん、現職が異常にブラックですぐに辞めなければ何かが壊れてしまうほどの危機的状況だったり、家庭の事情などで仕方なくブランクがでてしまうことはあります。ブランクがある場合は事実転職活動にはマイナスです。

できるだけ転職活動は現職を辞めずに続ける。半年、1年規模でブランクがある場合は職務経歴書などに「英語力を身に着けるため海外留学を実施」など明確な理由を書いておくと一応の対策になります

明らかなコピペばかりの書類は要注意

コピペ書類

履歴書の志望動機欄や、職務経歴書の自己PR(応募先企業に対する熱意を表す部分)が、明らかなコピペや、どの企業にも当てはまるような文章の場合、書類で熱意が感じられず、「どこでもよいから応募したのではないか?」と疑われてしまう可能性があります。

志望動機や自己PRなどでは、応募先企業の業種やサービスに特化した内容に触れて書くなどで、この応募に熱意があるとアピールすることが重要です。

履歴書・職務経歴書の書き方

応募書類書き方

履歴書、職務経歴書はただただ項目を埋めれば良いというものではなく、自分をアピールするための重要な資料です。20代とはいえ、社会人経験がある以上、ある一定レベル以上の完成度でなければなりません。書き方にはコツがあり、知っていると知らないでは大違い。

履歴書、職務経歴書の書き方は以下の記事を参照してください。

まとめ:20代、IT業界「応募企業の選び方」と「書類選考の通し方」

20代の転職チャンスは大きく、しっかり進めれば希望を叶える転職ができる可能性も大きいです。しかし経験がない分、うっかり希望とは違う会社に入ってしまったり、入社してから「あれ違う」と思うことも実際多いです。

より良い転職のためにも、自分の希望をしっかり考えて、転職エージェント等のプロともよく相談して、転職先を見つけて、自分の将来を決めていきましょう。

次の記事では、面接で採用を勝ち取るための方法について紹介します。

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