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何歳でも転職って考えますよね。50代では転職できるのか?もちろんできます。
ただし、20代、30代のように(ある意味)選び放題とはいきません。特にIT業界では、自身のスキルと経験(実績)をもとに適切にアピールすることが大事です。
本記事では、
50代でもIT業界での転職に成功する方法を解説します。
よりより毎日の生活を目指して!
50代のIT業界の転職とは
転職とは
50代でIT業界に転職する場合は、さすがに「未経験」とはいきません。特にIT業界は専門性が高く、20代、30代の若手であればジョブチェンジによる新規教育や将来性も期待されますが、50代に期待されるものは即戦力です。
今持っているスキルで、次の会社でどのように貢献できるかが問われます。
50代IT業界の転職では、主に、PM / PL系、技術者系、管理職の3パターンに分かれます。
PM / PL系
直近10年以上、PM(プロジェクトマネージャー)、PL(プロジェクトリーダー)として案件をマネジメントしてきた経験をお持ちの方は、IT業界の転職が比較的行いやすいです。そのままPM、PLでの転職も可能ですし、ITコンサルタントへのジョブチェンジの道もあります。
特に現在のIT業界では、プロジェクトをマネジメントできる優秀な PM(プロジェクトマネージャー)が圧倒的にたりません。深刻な人手不足を抱えている会社は多いのが現状です。
大切なプロジェクトを30代の若手に任せるには早すぎるため、経験豊富な50代も需要があります。
また、ITコンサルタントは今までの経験と実績をもとにお客様にコンサルを行いますので、年齢がある程度あったほうが信用度が増します。さらに、コンサルの場合は、経験がない(未経験な)場合でも採用される可能性があります。
大手コンサルタント会社はチームでコンサルを行います。最初はチームの一員として仕事を覚え、次第にコンサルタントマネージャーになっていくことになりますので、現在コンサルの経験が無くてもチャレンジできるジョブチェンジです。
PM / PL を経験されている方は、「リクナビ」や「ミドルの転職」などに登録すると転職エージェントから多くのオファーが届く可能性が高いです。良さそうなエージェント(担当者)と複数社面談し、応募案件を決めていくのが進めやすい転職方法になります。
技術者(プログラマー)系
50代の技術者(プログラマー)の方を採用して PM / PL に育てていくということは考えにくいため、そのまま技術者(プログラマー)としての転職を目指すことになります。
50代の技術者(プログラマー)の方の正社員での転職は特に抜きんでた技術をお持ちの場合を除き正直難しいものがあります。やはり技術者(プログラマー)は20代、30代でも50代でも生産性においては大きな開きは出にくいものの、給与面と将来性に差があるためです。
そのため、派遣・業務委託という道を並行して検討する必要があります。
50代の技術者(プログラマー)の方は(もちろんサクッと正社員転職に成功するケースもありますが、)時間がかかることが多いため、派遣や業務委託などでお仕事を受けつつ、または年齢関係なくお仕事を受けられる「クラウドワークス」や「ココナラ」などでの個人受注を行いつつ正社員への応募を続けるのが進めやすい転職方法になります。
派遣や業務委託からの正社員登用の道があるかもしれません。
ココナラ
クラウドワークス
管理職系
50代となれば管理職を長年務められてきた方も多いのではないでしょうか。
もし、あなたがプレイングマネージャとして PM を担いつつ、管理職(部長・課長)としてグループマネジメントをしている場合は、幅は広がることでしょう。PM / PL 系を追加して考えることができます。
もしあなたが、直近10年以上管理職専門でお仕事をされていた場合は、PM / PL 系やプログラマーへの転職は厳しくなります。たとえ、PM / PL 系の過去経験があったとしても「最新の技術情勢・動向についてこれるのか?」は採用者は厳しく吟味するためです。
管理職の方は、管理職、または、ITコンサルタントへのジョブチェンジの道がおすすめです。
現在のIT業界では、特に中小企業や、成長企業ではオンジョブによるトレーニングが主流で、明確な管理者教育を受けた人が多くありません。才能と見様見真似で何とかこなしている企業もあり、管理者スキルのある人材を求めている企業もあります。
1年程度メンバーとして採用し翌年課長業務を任せる等がありますので管理者→管理者の転職も可能です。
とはいえ、管理職→管理職への転職は簡単ではありません。転職専門家のアドバイスが非常に有効になりますので、「リクナビ」や「ミドルの転職」などに登録し、転職エージェントとよくご相談しつつ転職活動を進めるのが良いでしょう。
50代におすすめの転職サービス
転職サービス
50代おすすめ転職サービス・エージェント
登録する転職サービスは1個に絞る必要はありませんし、複数使い分けたほうがより多くの企業のオファーを得られます。たとえば「リクナビ」と「ミドルの転職」の両方に登録するのも良いでしょう。
50代の転職の実際
実際
10年前まではコネが無ければ厳しかった50代の転職ですが、最近は50代を積極採用する企業も多くなってきました。
- 現在は大きな労働力不足である(どこの企業も人が足りない)
- 正直「即戦力」が欲しい
- 経験やスキルがある人に働いてもらいたい(教育にかける時間が惜しい・教育ができない)
- いまの50代は、けっこう若い(エネルギッシュな50代も多い)
- 案件をマネジメントできる人材が(圧倒的に)足りていない
特に大手 Sier などは常に多くの案件を持っているため、案件マネジメントができる人材を多数欲しています。50代を雇い案件を任せられることは大きなメリットです。また40代、50代の転職が珍しくなくなってきているため、採用側のもつ印象も変わってきていることから、50代でも転職が成功する可能性は十分にあると言えるでしょう。
転職を成功させる人の特徴
企業側(採用側)が50代に求めることは「即戦力」であり、十分なスキルを持っていて、ある程度「完成されている人」を求めています。やはり、採用側の希望に担う人が成功する確率が高いと言えるでしょう。
コミュニケーション能力にたけている
採用側が50代に対して気にすることの一つに「社内でうまくコミュニケーションが取れる人か」があります。50代と言えば考え方が固執し、上から目線になる人も多くいます。特に社内の古参の社員や、若手とうまくコミュニケーションがとれるかどうかは気にするところです。
ここでいうコミュニケーション能力とは「謙虚になれるか」です。
転職当初は、たとえ自分のほうが年齢は上だったとしても、元からいる社員を(たとえ若手といえども)立てなければなりません。そのうえで徐々にスキルを認めてもらい、じっくりと尊敬を集めていくことが求められます。
また、50代の転職市場が広がってきているとはいえ、20代、30代とはやはり異なります。転職エージェントのアドバイスを素直に聞く謙虚さも必要です。
自分のスキル(できること・できないこと)を把握できている
自分にできることとできないことを正確に把握していることは大切です。
自分のスキルで企業にどのように貢献できるかをアピールすることが大事で、企業側に採用後に「実際にする仕事のイメージ」を持ってもらうことができれば成功する可能性はぐっと高まります。また、できないことを正確に伝えることも必要です。
例えば、もう20年以上プログラミングをしていない人が、「コーディングもできます」というのは避けましょう。
明確な実績を持っている
職務経歴書に希望する職種の明確な実績がある人は成功確率が高まります。50代の転職ともなれば即戦力として期待しますので、過去に類似の仕事を対応してきた(成功させてきた)実績があることは大きな強みです。
50代の転職の秘訣
秘訣
50代で転職を成功させる「秘訣」を紹介します。
転職サービスとエージェントをうまく活用する
基本中の基本ですが、転職サービス(転職エージェント)をうまく活用することが大切です。
- 自分に合う転職エージェントとは積極的に相談する
- 方向性が合わない転職エージェントとは距離を置く
- 気になる企業を見つけたらエージェントにすぐに聞いてみる
- 転職エージェントの話を100%鵜吞みにしない
- 面接指導や履歴書、職務経歴書の添削は積極的に利用
50代で転職を成功させている人は転職エージェントと良い関係を築いてうまくコミュニケーションをとりながら進めています。ただし、転職エージェントは自分のポジションがありますので言うことを100%鵜呑みにすることは禁物です。
つかず離れず、良い関係を築きながら上手く転職サービス(転職エージェント)を利用することが成功の秘訣の一つです。
応募数を調整する(数うちゃ当たるをしない)
なかなか採用が決まらなかったり、書類で落ちることが続くと思わず「数打てば当たる」作戦に出たくなりますが、企業の吟味と応募数のバランスをとったほうが成功確率は高まります。
自分も真剣なら企業側も真剣です。応募や面接についても、一つ一つ丁寧に、かつ思いを込めて臨んだ方が相手にも伝わります。最後は「人」と「人」ですから、一つ一つの応募にかける時間や手間を減らして数を増やすことは避けましょう。
スピード感が大事
応募して企業側からの反応があったら、スピード感を持って対応します。「並行で応募しているから少し間を置きたい」などの気持ちはあるかもしれませんが、企業側はレスポンスの早い人を好みます。
連絡をもらったら即返信、候補日の提案はできるだけ早い日を提案するなど、間をあけないように進めることが成功への近道です。もし並行応募していて希望企業との合否連絡時期を合わせたい場合は、採用オファーを頂いてからの金額交渉や実際の入社日交渉などで間を取ることは問題ありません。
職務経歴書の実績にメリハリをつける
50代ともなれば真面目にすべての実務経験を職務経歴書に書いていたら紙数10枚も20枚に必要です。ただし職務経歴書は5枚程度にまとめるのが良いと言われています。
すべてを書くのではなく、アピールポイント(アピール実績)を強く、他の細かい実績はまとめて書くなど職務経歴書にメリハリをつけて、見やすく(企業が確認したかった)実績がわかるような職務経歴書を作ります。
面接では、自分が提供できるベネフィットをしっかり伝える
いよいよ面接では、自分が企業側に提供できるベネフィットをしっかり伝えます。例えば、「PM として案件をマネジメントして利益に貢献するとともに、かつメンバーの育成を行うことで将来の御社の発展に寄与します」のように、より明確に、イメージできるようなベネフィットを伝えることが効果的です。
その他、基本的な面接対策は必ず事前に抑えてから面接に臨みます。
- 立ち居振る舞い・清潔感
- ハキハキ話す、コミュニケーション能力を見せる
- 相手の話をさえぎらない
- 面接者の立ち位置を確認する(部長・課長・現場の技術者……など)
- 相手の立ち位置に準じた適切な回答を行う
- うそを言わない
- 言わなくてもいいことを言わない
応募企業の「対象お客様」の業種に言及する
応募先の企業には、その先に商売のターゲットとするお客様(クライアント)がいます。そのお客様の業種に詳しいことは一つの強みになりますので、可能な限りアピールします。
例えば、「金融業界」向けシステムを取り扱っている会社に応募した場合、自分が過去に金融業界向けシステムを担当した実績をアピールすると効果的です。金融業化に強みがあることを積極的に伝えましょう。
もし、実績がない場合は、類似の業界をアピールしたり、「お客様(クライアント)の業界知識をいち早く把握し要件定義をした実績」などをもとに柔軟性をアピールすることも効果的です。
まとめ
まとめ
50代でのIT業界の転職は、簡単ではありませんが、無理でもありません。特に「しっかりとした実績を持っている人」は企業側もぜひ採用したい人ですし、そのポジションの採用を欲しています。
- 転職サービスとエージェントをうまく活用する
- 応募数を調整する(数うちゃ当たるをしない)
- スピード感が大事
- 職務経歴書の実績にメリハリをつける
- 面接では、自分が提供できるベネフィットをしっかり伝える
- 応募企業の「対象お客様」の業種に言及する
本記事を参考にして頂き、ぜひ良い転職を成功させ、毎日の充実した生活を勝ち取ってくださいね。
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